The 58th Annual Conference of JSSD

デザイン学会

日本デザイン学会 第58回 春季研究発表大会

ポスター発表にエントリーし、発表しました。

去年は長野大学でありましたが、

今年は、千葉工業大学津田沼キャンパスでありました。

 

私の出番は、6月25日(土)11:00-12:00 で

発表タイトルは、

「体温」を感じる有機的なインタラクションデザイン『37.2℃』でした。

簡単に要約すると、

体温をコミュニケーション媒体として用いた携帯電話の提案です。

jssd2011 Poster 1

jssd2011 Poster 2

↓ Download PDF (JSSD2011 Shoko Tanaka Poster)

 

jssd2011 Paper

↓ Download PDF (JSSD2011 Shoko Tanaka Paper)

 

3年前の学部の卒業制作なので、

もういい加減、新しい作品作れや!(゜∇゜)って感じですが、

分けも分からず、がむしゃらで制作していた作品を

改めて言語化したり、作品を今一度客観視することは、

新たな発見があったり、もやもやしたものに輪郭が形成されるみたいで、

それはそれで、勉強になります。

 

1人、エンジニアの方で「この提案好きです。」と

食いついてくださった方がいて、うれしかったです。

 

今まで、いろんな方々にこの作品をお見せしましたが、

賛否両論あり、

「(直接人と会うことがベストなのに)

端末がどんどんRichになっていってどうするんだ?!」という否定的意見や、

「是非こういうものを作ってほしい!」という肯定的意見、

「実際に熱くなるとウザッたくないですか?」という現実的意見など、

様々でした。

 

この作品を通し得たことは、

何かを新たに提案するということは

同時に自分の創造を超えた負の要素をももたらす可能性がある、

そして、それと向き合う責任が生まれる

ということです。

 

設計倫理、ということを考えさせられます。

 

とにもかくにも、

来てくださった方、またお話を聞いてくださった方、

本当にありがとうございます。