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The 8th Information Design Forum

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The8thInformationDesignForum_02

↓ Download PDF (The 8th Information Design Forum: Shoko Tanaka Poster)

 

ちょっと日が経ってしまいましたが、

9月23日(祝) 第8回情報デザインフォーラム にて、

CIID Summer School 2011の体験をポスター発表しました。

 

ざっくりですが、CIIDで作ってきた作品をまとめましたので、

興味のある方はどうぞ!

 

当日来て見てくださった方々、ありがとうございます。

 

 

 

 

Week 1- Data Visualization of Social Network (3)

BirthdayCapsule2011

朝一10:00~プレゼンテーションが始まりました。

あとあとだと英語の喋れなさが目立つので、

私は、4番目くらいにさっさとプレゼンしました。(゜∇゜)

 

先生や生徒たちからの批評:

-「 誕生日」っていう特別な日に絞って制作したのはよかった

- 付箋をぐちゃぐちゃに丸めて詰め込む、という簡単な制作方法は賢くていいね

- コンパクトでかわいい

- 想いが詰まったタイムカプセルのよう、来年の誕生日もまた見返すといいね

- 個人的な想いがよく伝わるよ

- カプセルや紙を開いたり、行為を導かせる要素がたくさん詰まっていてよい

 

他の生徒たちの作品 (抜粋) はこちら。

聞き取れなかったり、微妙に理解できなかった作品もあるので、

覚えてる範囲で紹介します。

David's Work

David's Work_02

アメリカ人Davidの作品。

LinkedInみたいに、自分の名前が一番上にあって、

自分と親しい人ほど距離が近く、

そうでもない人ほど距離が遠くなっています。

友達同士の紹介やらで新たに人間関係が形成されると、

クリップで人同士をくっつけたり、離したリすることが可能。

ザ・Dynamic Infographics!! (゜∇゜)

時間とともに変化する情報を描く、という発想は今回私にはなかったです。

 

Claus's Work

Claus's Work_02

元Nokiaのエンジニアでビール好き、デンマーク人Clausの作品。

アルコール検査機みたいに管にフーッと息を吹くと、

飲みに誘ったらよい友達たちが、ヒョッコリ糸に吊られて上がってきます。

風船が膨らむことによって、糸が引っ張られるという仕組み。

この作品が、一番歓声が上がっていました。

機構がしっかりしていて、

こういうのを短時間で制作するのは私にはできない、

さすがエンジニアだな!(゜∇゜)と思いました。

 

Sara's Work

ポルトガル人Saraの作品。

「友達や家族が自分を殺害するかもしれない確率」を表したもの。

落ちていた赤い羽が血に見えたそうでこのコンセプトが浮かんだらしいです。

設定がブッッ飛んでいるのと、

仕事もすごくキレイ&早く、見習いたいと思いました。

何かと目がいく作品でした。

 

Mikell's Work

Giorgio's Work

Agnieszka'sWork

Anne's Work

他にも素敵な作品はありましたが、もっと見たい方はFlickrにて!

 

個人的な総評:

- なんかみんな仕事ラフだけどカッコいい

- 作品がデッカい

- つなげたり離したリ、情報が変化する発想は自分になかった

- 機構を上手く使って動くものはおもしろいし魅力的

- 自分は素材や形状から得られる情報を上手く活用してなかった

- 3次元の表現が未熟すぎる、自分

 

PresentationOfSocialNetWorks_11

見渡すと、自分の作品が一番小さく、ミニマルに収まっていました。

知らず知らずに「日本人っぽさ」を滲み出していたようです。

(黒い作品の右上に、小さくあるのが私のです。)

 

私は、

「みんなのようにもっとダイナミックに製作したかったけど

なかなか上手くいかない。」

とオランダの子に話すと、オランダの子は

「私はshokoのようにミニマルに小さく製作したいけど上手くいかない。」

と言っていました。

 

お互い無いものねだり、のようです。

でも、彼女と話して、

ミニマルであることは、必ずしも決して悪いことではなく、

「日本人だからできるワザ」むしろ、長所なのかなと思いました。

 

よく見ると、課題にLARGE formatで作るように、って書いてあったけど、

今回は”小ささ”が、思い出のカプセルというコンセプトにも合ったので

逆に良かったようです。

 

どの授業も楽しかったですが、

第1日目に出た課題ということもありますし、

このInformation Mappingの課題はかなり印象に残っています。

 

Week 1 – Data Visualization of Social Network (1)

Week 1 – Data Visualization of Social Network (2)

 

Week 1- Data Visualization of Social Network (2)

BirthdayCapsule2011

学校からの帰り際、

やっぱりダサすぎてあのまま提出するのは、国を超えての羞恥プレイである、

と思いまして、脳みそをフル活用したところ、

クリエイティブな神が 降 臨 !!(゜∇゜)

翌日朝早く登校して、全部やり直して仕上げました。

課題内容と制作プロセスは、こちら

BirthdayCapsule2011

Birthday Capsule 2011:

これは、2011年田中翔子の誕生日カプセルです。

田中翔子の友人たちが、このカプセルに詰まっています。

円筒の透明ケースが「誕生日の1日」でして、

紙ボールと化した友人たちは、

「タマビ関係者=緑、地元関係者=ピンク、その他の者(英語の塾等)=黄色」

のいづれかに色づけされ、

誕生日メッセージをくれた時間別に振り分けられています。

 

カプセル全体を見渡すと、緑色がちらつくので、

タマビ関係者の友人が多くメッセージをくれたんだな、

と何となく把握することができます。


BirthdayCapsule2011

カプセルは開けて、個々の友人たちに触れ合うことが出来ます。

紙ボール友人を開くと「友人の名前」、

裏面には「メッセージ内容」と「メッセージ到着時間」が書かれています。

特別Sweetなメッセージをくれた友人には、

ありがとう、という気持ちを込めて、キャンディーが仕込まれています。

田中翔子の誕生日(2011年度)の思い出を小さくパックした作品です。

 

1日に届いたメッセージ数は、合計20ありました、みんなありがとう。

 

この課題の中で特に気を配った点は3つです。

1: infographicsには欠かせない、巨視的情報と微視的情報を扱う

2: 自分の力量の中でいかに早く賢く仕上げられるか考える

(時間があまりなかったため)

3: インパクトある強いコンセプト

 

結果4時間ほどの割には、そこそこ成功したのではないか、と思います。

キャンディーは、帰り際アイディアが浮かんだ後、

慌ててお菓子屋さんで買いました。

 

この課題をやっている最中は、

周りのピリピリとした雰囲気といい、瞬発力といい、

美大の入試を思い出しました。

 

▶ Week 1 – Data Visualization of Social Network (1)

▶ Week 1 – Data Visualization of Social Network (3)

 

Week 1- Data Visualization of Social Network (1)

Individual Project: Information Mapping


Assignment: Build a physical 3d model representing your social network. You will use this model to tell a personally meaningful story about your relationships with friends, family and colleagues. (Some individuals may fit into multiple groups (e.g. fellow college alumni + friend + colleague + snowboarding).


Concepts for sorting include: Location, Alphabet, Time, Category, and Hierarchy.


Thinking about your “communication intent” and be prepared to discuss the “Lenses” your used to organize your information. At a minimum, please include the following three lenses in your thinking and in your visualization:
1. The media channel through which you interact with each individual in your network (IM, SMS, email, phone, Skype, Twitter, Facebook…)
2. Your emotional closeness to the individuals represented.
3. The frequency of contact you have with them.


Format: Whatever the materials used, work must be LARGE format. If you wish, you can choose to animate your model while telling your story.

 

1日目の15:00頃に出題されたInformation Mappingの課題はこちら。

デットラインは翌日の朝です。

日本語にすると

「あなたのソーシャルネットワークを表す3次元のモデルを制作しなさい。

友達、家族、同僚など個人的意味のあるストーリーを

このモデルを用いて語りなさい。」

という具合でしょうか。

 

SocialNetWorks_01

SocialNetWorks_02

いらないゴミ達がここにあるので、

こっからマテリアルを拾って作ってください、と言われました。

慌てて、みんなマテリアルの 争 奪 戦。

私は、きれいな色を扱って何かできないかな、と当初思い、

色別に風船やら付箋紙やらをとりあえず確保しました。

 

そこから、ウダウダウダウダ…何をネタにしようと激しく妄想。

その日ちょうど自分の誕生日だったので、

これは俄然利用するしかない!(゜∇゜)と思って、

FacebookやMailで誕生日メッセージをくれた友人達を

ネタにすることにしました。

SocialNetWorks_04

SocialNetWorks_05

とりあえず、Facebookを見ながら

友人1人1人を付箋に書き出して、メッセージをくれた時間別に並べたり、

付箋の色をどう利用するか悩んだり、

友人と友人知っている同士線で結んだり、

どこへ着地しようかと試作しまくりました。

 

付箋の色の利用は、

- タマビ関係人(ピンク)、その他(黄色)、地元関係人(緑)

- かなり仲がいい(ピンク) → そこそこ仲がいい(黄色) → 知ってる程度 (緑)

と、2種類、LATCHで表すなら

「Category (客観的)」「Hierarchy (主観的)」の方向性で考えていきました。

 

このままでは、2次元のままなので、

マテリアルに落とし込んだ第1モデルが、こちら。

SocialNetWorks_06

!!!な、なんか、ダサイ(゜∇゜)

透明な素材を利用して、

個々の友人間のつながりを複雑に描こうと思ったのだけど、

上手く行かないし、イケテなさが払拭されず。

 

しかし、時間は既に18:00。

初日から徹夜したら死んでしまうし、

夜はちゃっかり自分の誕生日パーティーの場へ行きたかったので、

最悪これ以上浮かばなかったらこのままで提出しよう、、

と、腹をくくってその日は帰りました。

 

▶ Week 1 – Data Visualization of Social Network (2)

▶ Week 1 – Data Visualization of Social Network (3)

 

 

 

The 58th Annual Conference of JSSD

デザイン学会

日本デザイン学会 第58回 春季研究発表大会

ポスター発表にエントリーし、発表しました。

去年は長野大学でありましたが、

今年は、千葉工業大学津田沼キャンパスでありました。

 

私の出番は、6月25日(土)11:00-12:00 で

発表タイトルは、

「体温」を感じる有機的なインタラクションデザイン『37.2℃』でした。

簡単に要約すると、

体温をコミュニケーション媒体として用いた携帯電話の提案です。

jssd2011 Poster 1

jssd2011 Poster 2

↓ Download PDF (JSSD2011 Shoko Tanaka Poster)

 

jssd2011 Paper

↓ Download PDF (JSSD2011 Shoko Tanaka Paper)

 

3年前の学部の卒業制作なので、

もういい加減、新しい作品作れや!(゜∇゜)って感じですが、

分けも分からず、がむしゃらで制作していた作品を

改めて言語化したり、作品を今一度客観視することは、

新たな発見があったり、もやもやしたものに輪郭が形成されるみたいで、

それはそれで、勉強になります。

 

1人、エンジニアの方で「この提案好きです。」と

食いついてくださった方がいて、うれしかったです。

 

今まで、いろんな方々にこの作品をお見せしましたが、

賛否両論あり、

「(直接人と会うことがベストなのに)

端末がどんどんRichになっていってどうするんだ?!」という否定的意見や、

「是非こういうものを作ってほしい!」という肯定的意見、

「実際に熱くなるとウザッたくないですか?」という現実的意見など、

様々でした。

 

この作品を通し得たことは、

何かを新たに提案するということは

同時に自分の創造を超えた負の要素をももたらす可能性がある、

そして、それと向き合う責任が生まれる

ということです。

 

設計倫理、ということを考えさせられます。

 

とにもかくにも、

来てくださった方、またお話を聞いてくださった方、

本当にありがとうございます。

 

 

 



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